襖の貼り替えをしてました。
最近は和室でも床をフローリングにすることが増えてきてます。それに伴い、天井や壁を徐々にクロス貼りにしていくご家庭も。
そこで今回はご提案しました。どうせ襖も貼り変えるなら、クロスと同じ素材、柄にしてみてはと。
メリットとしては紙が素材の元とならないので、軽い水拭きなどができます。つまり汚れが飛び散っても、襖のようにすぐに吸収しにくい素材のよさで、ふき取ることが比較的容易です。
デメリットとしてはやはり風情がでにくいです。かなり似たデザインもありますが、床の間のような和室につかうと差はでます。ただ、天井や壁をクロス貼りにすれば、モダンにさえ見えるので問題は少ないと個人的には思います。
このような発想の転換は、ときにはなかなか受け入れられない方もいらっしゃします。
私も若い頃はそうでした。ただ納得しないので率直にいろいろ質問したり自分の考えを言ったつもりでも、最後は年配の方に、
「お前は人の話をきく耳を持っていない」
と理由ももう言わず、黙って(若い頃の私からすると)議論を避け、逃げられました。
でも年をとった今ならわかります。
あのときに言われた「きく耳」とは、「傾聴する耳」という意味であることが。
傾聴の基本は、相手を理解することに努めること。
自分が何かをいいたくなったり、自分の意見を途中で言い出すなんてしたら、
そこで傾聴はしていない。
別の言い方をすると、人の話をきくなら相手が正しいという前提にたつ覚悟を決めること。
別に自分の意見を根本から変える必要はありません。自分の意見と異なるものがあることをジャッジせずに認める覚悟につとめること。言い換えれば複数の考え方の両立を認めること。一つにするところから、正義がうまれ、最後は正義ゆえの戦争になります。
長々な文章になりました。今なら思います。
自分と違う意見があったら、きっと相手が正しいと視座を変える。
あなたのことは、あなたが一番正しい回答を(色々廻り道して探ることあれど)もってます。
これがコーチングの基本でもあります。
何度もできないことを、私は今でも繰り返します。そして傷つきながら、徐々にですが、成長しております。
きく耳とは、
「あなたを分かってあげたい、どんなことがあってもあなたの味方になってあげるよ」
と思うこころ、愛。そのものなんだと。(^^♪
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