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セメント瓦


最近の暴風雪などの影響で古くなった瓦が飛んだりする被害が出てきてます。今回のようにセメント瓦は基本的に製造が終わっていますのでなかなか対応が難しくなってきてます。


中古の良質のものを確保している業者さんに運よくあたればいいですが、そうでないと全部取り替えましょうの世界に引きずられることもよく聞きます。


たまたま運がよい私は入手ルートがまだあったので探してちょうど同じものを分けてもらって補修することができました。


なかなかこの天候不順のさなか、作業してくれる専門業者さんも少ないのでやはり自力ですることに。


何度か経験はありますが、下地の状況や周囲とのバランスをとった施工をしないと、結果として自分が満足してもお客様にとっては(特に金額が)不服のときも出てくるものです。


高所、悪天候、悪環境、緊急、材料の入手困難となると本当に請求額は運としか言えないのではと私も思います。(^_-)-☆


作業をしながら、昔から新潟の冬は仕事の手を休め、家のことを中心に、じっくり充電・準備する静かな時間ではなかったかと想像してました。


仕事をするという意識よりも、ここに乗せる中古瓦のように

「お前も生まれてきてまた役に立つ時がきたぞ。頑張るんだよ。」

とじっくり語りながら作業をすることが許される優しい時間だと思いました。


昨年の秋に行ったゆっくりできた喫茶店の動画がありましたので、曲付きであなたにプレゼントします。仕事はしていても、心はゆっくり内観するような優しい時間をお楽しみください。

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